オペレーションZ wowowドラマ
真山仁原作のオペレーションZがwowowでドラマ化されたが、
面白かった。
私は故あって、時に日本の財政などを中学生や高校生に説いている。
その時に、君たちが最も解決しなければならないのは「世代間の公平」だと訴えてきた。
これは税の問題、財政における歳入を考えるときの概念で、
ちょっと前まで「世代間の公平」なんて言葉は言われてなかった。
「水平的公平」・・・消費税の代表される
この二つしかなかったのが、40代以上が何となくというか、年金定期便で知る自分がもらえる年金の額と親世代がもらっている年金の額との差を知った時に感じる不公平感、さらには自分たちの子どもたちが何人で老人を支えなければいけないかを知った時のショックから「世代間の公平」という言葉が生まれたのだろう。
ドラマでは「世代間の公平」という言葉は一切使われない。
ただ、歳入と歳出の円グラフを見たときに、歳出で切るのはこれしかないというところを切ろうとする。
このドラマの結末は書かないが、
コロナという未曽有の危機にさらされているときに見るべきドラマだと思う。
私は、中高生に財政を説くとき、締めの言葉は必ず次のように言う。
「私は日本人の優秀さを信じているので、世代間の公平を解決する人が必ず出てくると信じている」
唐突に言われた「人生百年時代」に現世利益を取るか、「人生70年」にして未来の日本をとるか。