サンウルブズ、合格点をあげたい

ボンドと田村を除いて、個々の選手には合格点をあげたい。
スクラムも、前三人が修正できていたし、
ラインアウトもそこそこ。
何せ相手はストーマーズ。
ここまで最少失点のチームから、3トライ。
また、失点も五十点以内に抑えた。
私の中では実質的には勝ちゲームと言っていい。
私がストーマーズのヘッドコーチなら、
なぜ70-0で勝てなかったのか、大いに反省を求めるだろう。 
前半27-0となった時点で、チームのタガがゆるんだのは隠せない。

さて、サンウルブズだが、後半二本とれたのは、前半と違ってグラウンドの横幅いっぱいに使ったからだ。
前半から後半の途中までは、なぜその外を攻めないというぐらい、15メートルから15メートルの間でしかラグビーをしていなかった。それがいい撒き餌になって、後半途中からは外いっぱいまで回せばトライまで持っていけるのではないかと思わせる攻撃が多かった。
ただ、撒き餌といったが、悲しいかなそれは準備したものではなく、おそらくターンオーバーを避けるための苦肉の策なのだろう。
ターンオーバーをさけたいのなら、ブルーズのように、攻めるならタッチラインまで回して、攻める方がターンオーバーを避けられるはず。
また、ターンオーバーをさけたいのであれば、キックをもっと使って相手陣にはいるべき。自陣で細かく、クチュクチュとパスを回してあげくのターンオーバーのほうが失点につながりやすいのに。
それが、ここの選手は合格点といった理由。
戦い方がおかしい。
それから、前回のゲームでロックが全く押していないというのは、真壁に関しては押していたが、ボンドはやっぱり全く押していない。
スクラムのヒットの瞬間をよく見てほしい。 いかにロックがさぼっているかがよくわかるはず。
ロックは自分の肩にプロップを乗せて、ヒットの瞬間に相手に放り込めと習ったはずだが、ボンドがそれをやらないために、くんだ瞬間にもう押されている。走れるロックを選ぶのが、押すことを優先するのか、難しいところだが、もっと優れたロックがいたはずなのに。残念。
次はチーターズだが、これまた、スクラム崩壊の予感。ただ、ボンドが出場停止になるだろうから、まず押すことに力を入れてほしい。
しかし、エドワードカークって異常なまでによく走ってる。
前半、小さいフルバックに走られたときも、あわやトライセーブかというところまで走っているし、後半14人になったときも、ゴール前で反則を誘うなど、本当に頭が下がるぐらい。
彼を放送でもっと取り上げてもいいのではないか。