先生、いい教育してるんで、あいつらかわいいですわ。

今日、我が子が高校に置いていたスパイクを取りに、高校生が練習中に親子でグラウンドにお邪魔した。
私は、先生に三年間のお礼をいい、来月行われる7'sの写真を撮りにきたいことをもうしでた。
快諾され、先生は我が子に大学行っても、ラグビーをやれよ!と温かい言葉をかけてくださった。
そして、グラウンドを去ろうとしたときだった。
練習中だった中学・高校生たち全員が私を追いかけてきて、今までアドバイスや写真を撮ってくださりありがとうございましたと丁重に礼をいわれた。
そして、また来てアドバイスをくださいといわれると、こいつらかわいいやんとなって、7's予選にまた写真撮りにくるわと約束してしまいました。
先生の指示で、貴重な練習時間を割いて挨拶してくれると、やっぱり、この子等のためになんかしてやりたいとなるのが人情。
少なくとも、69回生には写真を残してやりたいなあと思う私でした。
私の母校との比較になりますが、教える人間が違うとこうも違うのですね。
かたや、生徒たち全員が挨拶に来るチームと、写真を撮ってDVDに焼いて渡しても、一本の電話さえないどころか、教師が私らOBを邪魔者扱いするチーム。
まして、私の母校の生徒たちは私と同じ駅を使う生徒たちが多い。
我が子が卒業した高校は世間的には、勉強オンリーの学校と思われているが、そんなことはさらさらない。
私学にもかかわらず、いまどき土曜日は休みだし、期末試験が終わると、長期の休みに突入する。だから夏休みは2ヶ月近く、春休みもひと月近くある。
翻って我が母校。
私らが通っていた頃の自由と自立はなくなり、いまや自習ステージなるもので、生徒が帰るのは夜遅く。
それで成果が上がればいいが、この時期に出るサンデー毎日など見ても、ぱっとしない。
社会にでて役立つのは、どちらの高校生なのか、火をみるより明らか。
たかがラグビー、だが教える人間によってこうも違うと、私は卒業生として悲しみでいっぱいになる。
歩いて十分ノトコロニある母校、ドアトゥドアで一時間かかる我が子の母校。
足が向くのが遠い方とはなあ。