野口にはいいクスリ

近鉄が勝っていればマンオブザマッチ
しかし負けた。
その責任は野口。
ふたつの致命的なミスが、近鉄を勝たせられなかった。
ひとつは、後半追い上げられてのキックオフダイレクトタッチ
これは、今後注意すれば治せる。
重傷なのは、前半終了直前のプレー。
リコーマイボールラインアウトにした地域を取りに行ったキック。
あれは絶対蹴ってはだめ。
あのとき流れは明らかに近鉄にあり、マイボール継続をすればトライを奪える流れにあったのに、簡単に蹴ってしまった。
あそこは流れにのってとどめを刺しに行くべき。
継続で三点でもとって終われば、このゲームは近鉄のものだった。
これは、たぶん野口の癖だ。
この癖を直さない限り、重光には勝てないなあ。
この判断ミスが近鉄を勝たせられなかった最大の敗因。

また、第一試合のサニックスは、らしさがなかった。
勝っているので、勘違いし始めてるのかも。
ブライスロビンスの再三のクリーンブレイクを生かせなかったし、後半頭は数的優位のなか、ゴール前でパワープレイに終始し、取りきれず。
試合を通じて、らしさがでたのは前半の中頃から終わるまでの二十分間ぐらい。
刺さるようなタックルが見られたのはこの時間だけと言っていい。
接点でのファイトに活路を見いだしたクボタの作戦勝ちといってもいい。
接点で人数をかけずにボールをリサイクルするサニックスの弱点を突いた見事な戦いぶり。
サニックスは、クボタを格下と見ていたのだろうか、らしさがなかったなあ。
ここから、サニックスの調子が下がっていくのを感じさせる敗戦だった。