高校ベスト4決まるも

高校のベスト4が決まったが、予想どおりすぎて。

御所は予選決勝でベストゲームをやり、報徳は前試合がベストゲーム。

天理が見たかったよ。


高校ジャパン候補が108人いるのが、よくわかる。

それぐらい選手不足。

普通ならこの時期は40人程度に絞られており、さらにいえば、落とすメンバーもほぼ決まっている。

あとは花園で目立った選手を入れるかどうという段階のはず。


今大会で一番目を引いたのは、常翔学園の2年生石田選手。

この選手、ハーフになれば、フランスのデュポンのようになれる可能性がある。

また同校の1年生為房選手。

この選手がプロップに専念してくれることを願うが、

今の常翔はそういう指導をせず、目の前の勝利にこだわりすぎている。

常翔グループの摂南大学の監督の息子がなぜ常翔を選ばなかったのか、よくわかる。

彼は早稲田に行くとのことだが、足が遅そう。

さて大阪桐蔭だが、私はこの学校が優勝することを切に願っている。

それは、大阪桐蔭の優勝によって、東福岡や仰星がフィジカルの強さで優勝するのではなく、

違う方向での優勝を目指して欲しいからだ。

先につながるラグビーを志向して欲しい。

啓光学園の4連覇は、小さいチームでも戦い方をしっかりすれば俺たちにもという夢を全国の高校生に

与えたと思う。

誰がプロップかわからない選手15人を揃えて、フィジカルで優勝するのも

花園で優勝したという思い出作りにはいいかもしれないが、日本ラグビーに与えるものは何もない。

大阪桐蔭は近年のフィジカル志向で二度目の4強で、学校の努力も認めるけどなぁ。

選手を大きく育てて欲しい。

1年生のフランカー、昔工大にいた本田選手を彷彿とさせるが、大学ではフッカーだろう。

ハーフの玉さばきも素早くて良いが、FWが押せない時を見て見たい。

高校ジャパンに話は戻るが、セレクターの立場でみるとやっぱり身長の高い選手が欲しいというのがよくわかる。

高校生を云々するのは気がひけるが、戦い方に未来のジャパンのビジョンを見出せるチームが
勝って欲しいというのが本音。