第四節 ワラターズ対ハイランダーズを見て。

ブログ再開の背中を押したのは、昨日行われたこのゲームです。
私の予想ではワラターズ、以下ワラタスという言い方になれているので、ワラタスと書かせていただきます、大勝もあるかなというものでした。
ところがふたを開けてみると、前半で0-27ハイランダーズリードという信じられない展開。
後半もやることなすこと裏目にでるワラタスに比べ、そのミスにつけ込んであっという間に陣地を回復し、ソポアガがドロップゴールまできめて、ついに0-30。
私は、子どもと見ていたのですが、前半の終わりに、ワラタスに得点するチャンスがありました。
結構イージーな位置でのペナルティーキックのチャンスだったのですが、ワラタスこれを狙わず。
このとき、私が子どもに言ったのは、これは狙わなあかんというもの。
力差がそれほどないにもかかわらず、一方的なゲーム展開になることが、ラグビーでは、ままあります。
昨日のゲームがまさにそれ。
そういうときは、まずスコアすることです。
ペナルティーキックの三点でも良いのです。
まずスコアして、チームを落ち着かせることです。
ラグビーはトライを取り合うスポーツですが、勝敗はトライ数ではなく相手より点数を多く取ったチームが勝ちます。
花園の一回戦なんかを見てると、試合開始のキックオフで攻め込み、前半十分ぐらいまでは相手ゴール前で試合を支配するも、スコアできず、パスミスなんかで一気に陣地を挽回され、あげくに一発でトライまで取られて、そこから崩れて、結果それほどの差はないにも関わらず大差で負けるチームが必ずあります。 
ラグビーがあまり盛んではない地方同士の戦いに多いです。
高校生の場合、試合時間が短いので、キックオフから攻め込むも、八分でスコアできない場合、狙えるペナルティーはきっちり狙うべきです。
そして、スコアして、チーム全体を落ち着かせることです。
これは、ペナルティーキックが三点から二点になってもかわりません。
昨日のワラタスは、後半残り25分から、対戦しているチームがまるで入れ替わったかのごとく猛烈に反撃しました。
やることなすこと裏目に出ていたのが、はまり始めました。
ハイランダーズの接点での戦い方が大量リードで、緩んだことが原因てすが、キッカケは思わぬトライからです。 
スコアして、チームが生き返った。
どちらが勝ったかは、書きませんが、スコアすることの大切さを教えてくれたゲームでした。
ああいうゲーム展開で、キャプテンやゲームリーダーが気をつけなければならないことはなにか、考えさせてくれるゲームでした。
高校生や強豪リーグではない大学生に見てもらって、ラグビー偏差値をあげてほしいゲームでした。
ちなみに、ワラタス二本目のトライのゴールキックが大切だとも、子どもに言ったのですが、まさにそのとおりになりました。
ワラタス、準優勝候補にあげているのですが、ポロタナウのケガが痛いです。
優勝はブランビーズというのが現在の私の予想です。
昨日のゲームを見ていて、ハイランダーズは去年の優勝がチームに多大なる自信を植え付けたのがよくわかりました。
特にフォワード陣。
これといった選手がいないのですがね。
それと、ベンスミスの存在の大きさ。
ベンスミスがいるから、チームがパニックにならない。
77分からのハイランダーズの攻めについては、賛否両論でしょう。まるでシーソーのような攻撃。
see-sawではなく、公園にあるシーソーを思い起こさせる攻撃。
キャプテン翼で、鳥かごという戦法が出てくるのですが、それを思い出しました。