スクラムが押される責任は?

ロックにある。
とくに、ボンドの押しが全くない。
堀江が浮かされたスクラムでは、ボンドがその前のスクラムで押されたことを意識し、右肩のみで垣永を押してしまった。
5番のロックで一番やってはいけない押しが、体を斜めにして、プロップを押すこと。結果的にフッカーを押す人間がいなくなり
堀江が浮かされる羽目に。
初戦のあのスクラム以外、まともに押せていない。
その原因は、ハメットがロックを軽視しているからだろう。
現代というより、ほんの少し前、たとえば去年までは、走れることがもとめられたが、今のロックは、まずスクラム
スクラムというのは、プロップは姿勢さえ取ってロックの押しを相手に伝えるだけで、勝てないまでも、五分五分に持ち込める。
それが、ワールドカップでジャパンがスクラムでマイボールを取られなかった要因なのだ。ロックのバインドの固さがスクラムの強さなのだが、ハメットはあまりにもロックを軽視しすぎている。
チーフスの山下は、ブロディリタリックがあまり押さないから、スクラムであれだけ押されてしまった。
オールブラックスは個の強さでスクラムを組む。
その上で八人がまとまるから、つよい。
個が弱い日本人が、8人まとまらなければ、絶対押される。
これで、スーパーラグビー初年度は全敗間違いなしとなったが、ボーナスポイントさえ取れないと危惧していただけに、3点とっただけでもよしとしよう。
後半、相手ゴール前で同点としなかったことに異論はない。
同点にしても、また相手ボールでハーフウェイまでもどされることをかんがえればあれでよし。

だだ、ゲームの運びとしては、フォワードにもっと優しいゲームプランをお願いしたい。
とくに今日などは、風の影響でハイパントが取りにくそうだったので、後半はもっとパントをあげてもよかったのでは。
とくにスクラムでやられているのだから、相手陣でのゲームを考えるべき。

それと、これはかなりの驚きなのだが、ホームタウンデシションがもっとあると思っていた。
訳の分からない反則をとられまくっての敗戦を想定していた。
レフリーに敬意を表したい。