ラグリバ、おかしくないか?

サンウルブズ屈辱的大敗と書き立てている。
君たちのスタンスは、どこなの?
何があっても、サンウルブズの応援でしょう?
違うのか。
サンウルブズの結果を伝える記事には、署名がないから、どこかの通信社の記事の流用かもしれない。
そんな姿勢でいいのか?
2011年のワールドカップで一勝も出来なかったとき、なにをどう伝えたのか、忘れたのか?
朝日の野村たらいう、野澤とはずっと慶應ラグビー部で同期だったという記者に、一流のラグビー大国には一流のラグビージャーナリズムが必要だと書かせたではないか。
それも、大会前には、ベスト8も可能だとさんざんあおり、終わればカーワンがダメなのはもう大会の二ヶ月前にはわかっていた、
ジャパンに召集された選手のなかには、ジャパンのフィットネスレベルが低すぎるし、カーワンのラグビーはもう古いから、早く自分のチームに帰りたいという選手が少なからずいたという内容の記事を大会総括号で野村記者に書かせた。
その締めくくりの文章が、先の一流の云々の文章だ。

またまた同じ轍を踏むのか?
いま、サンウルブズを責めるのはバカでも出来る。
事実、未だ勝ち星がないのだから。しかも外国人を半分も入れている。
サンウルブズを責めるのは他の新聞社や三流週刊誌に任せりゃいい。
ラグビージャーナリズムを名乗るのなら、もっと深い記事を書こう。
前回ワールドカップのベスト4のメンバーで固めたほぼ純潔チームすら、最初に勝っただけで、あとは連敗している。
戦う相手がニュージーランド勢が多いという不運も重なっているけれど。
ただ、彼らは準備期間が長かった。それこそ国代表に若干の補充をしただけなのだから。
ゆえに、藤島大は優勝候補にすらあげたのだ。

私はなにも、サンウルブズについて無批判でいろとはいわない。
どこをどうしたら勝てるのか、前向きな記事を書いてほしい。
ラグビーリパブリックが伝えた記事は、今現在熊本にすむ人に向かって、熊本なんかにすんでるから地震にあうんやといっているに等しい。
堀江は、あの大敗のインタビューで、地震のことなんか知らないであろう南アフリカのインタビュアーに、一言だけといって、三言、熊本や九州にすむ人に対して、サポートを約束し、
自分たちもまず来週のゲームに全力を尽くすと言った。
それを信じようという記事を書いてこそ、ラグビージャーナリズム。
選手たちはなにも手を抜いていないし、昨日でも大敗の中に光明も見えている。
ラグビーを日本の文化にするといって、がんばっている選手たちに失礼な記事は書かないでもらいたい。
しかも、活字で国内向けに出すのではなく、ネットという媒体で全世界に発表とは、やはり日本はラグビー三流国といわれてもやむを得ない。
サンウルブズのためにがんばってくれている外国人選手をみていると、毎回ハードワークだ。
大野にしても、37才で海外に遠征し、一週ごとに違う場所で違う相手とやるなんて、我が身を振り返ると、いかにすごいことかわかる。
プロだし、自分が望んだんでしょという意見もあろう。
そう、確かに彼らは全員プロラグビー選手だ。
草創期のプロ選手がどれだけ苦労するかは、スポーツ選手でも、会社員でも同じ。
ラグリバを運営するラグビーマガジンも、勇気があるなら、本当に日本ラグビーを思う気持ちがあるなら、ベースボールマガジン社から独立して、ラグビーマガジン社を立ち上げて、大海原に出て行けばいい。
そのときに初めて、サンウルブズと同じ土俵に立って彼らの記事が書けるだろう。
その覚悟もないのに、ただ情報を垂れ流すのはやめてほしい。