なんやあのウエールズ

あんなに迫力のないウエールズ、久々にみたなあ。
第2回ワールドカップでベスト8に残れなかったときよりも迫力ないやん。
一ついえるのはウエールズは戦い方を間違えたということ。
オフロードありきで当たりにいっては、中途半端な当たりになって、日本のタックルでも止められた。
もっとがんがん当たりにいって、痛いラグビーをすべきだった。
前半当たって、ジャパンが腰の引けたところで、オフロードを決めにいけば大勝できたはず。
まあ、それだけなめられていたということ。
その証拠にウォーバートンが全く目立たなかった。彼が本気を出したのは、後半の接点でマフィだったと思うが、ファイトされたときだけ。

ほめそやされているスクラムだが、前半畠山がアングルをとられなかったのが不思議なくらいトイ面に負けていた。
これは、何も畠山1人のせいではなく、ロックの5番が全く畠山を押せていない。
それがよくわかるのがファーストスクラム
組むときに
お前どこ押してんねんっていうぐらいにロックの肩と畠山の尻の穴があっていないのが画面に映っていた。
このレフリーはセブンズを主に吹いているらしいので、スクラムの反則をとらないのだろう。
レフリーがポワトーやジェロームなら、前半で大差が付いていたゲーム。
マンオブザマッチも山田やろー。
前半の終わりにとったトライが、このゲームを支えたのだから。
これで、来週フィジーに勝たないとジャパンは評価されないだろう。
それも、そこそこの大差で勝たないと。

今日のゲーム、点差を聞くと、アドレナリンでまくりのはずか、まったくもって感動がない。
これは、ジャパンのせいではなく、ウエールズのせい。
ジャパンが踏襲しているハイランダーズ的なゲーム運びが、今日のゲームにコミットしただけのことで、たまたまという感が拭えない。
沢木の解説は聞き応えがあって、沢木もその辺りはよくわかっていて、来週はセットを多くしないと勝てない的な発言をしていた。
今日ウエールズ相手にはまったからといってこのゲームプランを来週やれば、大敗が待っている。
来週こそ、本当のテストマッチやで。

さいごになったけれども、ジャパンはよくやった。
以前なら舐められも、そのとおりの舐められてもしかたのないゲームしかできなかったが、噛みついて、あわやというところまで追いつめた。
田村の二つのポカがなければ勝ったかもしれない。
ここまでできたジャパンには、選手だけでなくスタッフにも感謝したい。

ただ、本番は来週。
もうすでに一つの本番であるアルゼンチンには大差で負けたのだから。
来週セットで圧倒して勝たないと、今日の結果は実力として認められない。