サンウルブズはいつまでSRにいられるのか

SR参戦時、たしか2019まではSRにおいてくれることが確約されていたが、
その後、SRが存続する限り、参加させてくれると規約が変わったのか?

JスポーツでTHE REALサンウルブズ2年目の挑戦という番組を見たが、
出てくる関係者が強調していうのは、「まだ2年目だから」という言葉。
たしかにまだ2年目だが、シーズンがほぼ終了している今、
サンウルブズというチームが確実にこの世に存在できるのはあと2シーズンしかないということ。
まだ2年ではなく、もうあと2年なのだ。
慶応ラグビー出身のCEOは、サンウルブズが強くなって、そしてジャパンが強くなって、オールブラックスに勝つのが夢だと
のんきに、これまたのんきな、東大からプロ野球のロッテに入った小林至に語っていたが、サンウルブズの寿命は余命2年だということを知っているのか。
こののんきさが今日の大敗を招いたと行っても過言ではない気がする。

解説の栗原はなかなかいいことを言っていたが、
現役時代のタックルしないフルバックの君を知っているこちらは
それ、現役の時にやれやという気持ちしかない。
それに小倉を褒めすぎ。
小倉が出て、良かったゲームが何試合ある?
ブルズ戦出ていたと言っても、あのゲームに勝ったのは田村が後半最初から小倉に変わって出たからで、
小倉自身は今日もタックル力の無さを披露。
今日のゲームの大敗は必然。
相手は、フランスとのテストマッチ3試合すべてを安定した戦い方で退け、あとひと月半後に開幕するザラグビーチャンピオンシップに向けてもっと調子を上げていかねばならないスプリングボクが中心のチーム。
サンウルブズは正直言って、2017年のピークであったアイルランド戦に大敗し、それにすら選ばれなかったメンバーが、あとはなんかクソ暑い時期に行われる付属の3試合を戦っている状況。
モチベーションの違いが出すぎ。
それに、2週間後の秩父宮ではジャパンの主力が帰ってきて出るんでしょ?的な雰囲気も。
栗原言う所の、勝負していた選手は山中やキンショウケイぐらい。
来週のストーマーズ戦はチャンスと藤島大も持ち上げていたが、
その言葉はあまりにも虚しく響く。
悪いゲームの後突如良くなったりするという栗原の言葉の方が、説得力があった。

サンウルブズは日本で一番愛されるチームを目指しているらしい。
所属選手には関西出身者が多いが、現在関西のチームに所属しているのは、数人。
しかも、秩父宮以外で未だ公式戦はない。
それで日本一愛されるクラブって。
東京でだけ盛り上がっとけって冷めた目で見ている関西人は多い。

先週、サンウルブズに一枚噛んでいる方と会って、関西での人気のなさを訴えたところ、
お詫びの印と言って、サンウルブズファウンダーズ(なんでも一口百万円出資している方)にしか
配布しないチケットフォルダーをもらったが、サンウルブズはもっとメンバーを少なくしてトップリーグに参戦し、全勝するぐらいでないとジャパンのファンダメンタルという地位を確固たるものにできまい。

サンウルブズは、正式名称ヒトコミュニケーション・サンウルブズだが、日本人のほとんどが知らない企業がメインスポンサーでは、海外で勝負する時に、もう名前負けしている気がする。
どうせなら、日産サンウルブズとかマツダサンウルブズ、いやいっそパナソニックが買収しちゃえ。
そんな気にすらなるサンウルブズの現状。
パナが買収すれば、選手集中によるラグビー人気の低下の歯止めにもなろう。
パナソニックトップリーグに2つチームを出せるのだから。
ただし2年間だけやけど。
パナが無理なら、トヨタがアマチュアチームにはトヨタ・ベルブリッツの名前で、プロチームにはレクサス・サンウルブズという名称を与えるのはどうか。
こんなくだらないことを深夜に考えさせる今日の大敗と、CEOののんきさだった。
はよ寝よ。