サンウルブズ、かろうじて単位を上げることができたかなぁ

歴史的勝利と大騒ぎするつもりはなく、やや冷淡に突き放してサンウルブズというチームを評価すると、
60点でかろうじて進級ということ。
サンウルブズはたしかに2勝目を挙げた。
じゃあ、ブルーズはサンウルブズに負けたのかというと、
暑さに負けただけのように思える。
相手がどこであれ、ブルーズは負けただろう。
パナソニック相手ですら負けたかもしれない。
こんな暑さの中で、ラグビーをやることは彼らにとって、クレイジー以外何者でもなかった。
サンウルブズ、プライドを取り戻せた?
答えは、否だ。
それは、来シーズンアウェイでどこにでもいいから勝利する日までお預けだろう。

今日の勝因は、0-14からすぐに7点差に詰めたことだろう。
前半勝負のブルーズに対して、0-21になれば大敗もあった。
「気持ち」と言えば気持ちやろうけど、あまり気持ちで勝ったとは言って欲しくないなぁ。
このゲームを気持ちで勝ったということは、大敗したゲームには気持ちがなかったことを逆に公言することになる。
「暑さ」という確定要因をいかに味方につけるかというゲームプランどおりの勝利と言って欲しい。
では浮かれずに反省点を。
50点と48点、たった2点だが、世界に与えるインパクトが違う。
ゴールキックはあくまでも個人的なことだけど、
チームとしてはやはりキックチェイス
前半、手前サイドでハーフからのボックスキックを、福岡だったと思うが、うまくチェイスしてキャッチした相手とファイトしているのに、日野が
横で見ているだけという場面があった。
啓光が4連覇していた頃のビデオをお手本にして欲しい。
また、あまりにもくだらない反則が多い。
やむを得ないペナルティーではなく、気をつければ減らせるはずのペナルティーが多すぎる。

しかし、何よりも気になったのが、14日にラグビーリパブリックに出た田辺コーチの言葉。
ジャパンとの比較で「サンウルブズはあくまでサンウルブズという部分もあって・・・」
はぁ?
ジャパンとサンウルブズは一体だったはず。
少なくともファンはそう思って我慢してきた。
今頃何言うとんねん。
負けた時の予防線丸出しやん。

私一押しのルアトゥアは結局プレミアシップブリストルに行ってしまうようだし、
トップリーグは、関西勢で期待できるのはdocomoだけなんだけれど、
ここも日本人選手が一昨年のように海外の一流選手に頼りきりだと、
あー期待外れに終わりそう。